AIが人間の仕事を全部奪うことは難しい??失業になっても安心な制度ベーシックインカムとは

AIに仕事を奪われる!

これは、最近よく耳にしますよね。

AIの発展により、少しづつ今まで人間がしてきた仕事をAIが代替できるようになっています。

このままだと、人間の仕事が全部奪われているのではないか??と不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

そこで、今回は、そういった人達の不安を少しでも解消できるようなことを紹介していきたいと思います。

なぜAIが仕事を奪うのか

そもそも、なぜAIが仕事を奪うのか考えたことはありますか??

労働者からしたら、AIのせいで失業する可能性も出てくるので、

働くAIは邪魔でしかないですよね。

失業してしまったら、家族も養えませんし、自分の生活もできませんからね。

ですが、これはあくまで労働者の考えです。

経営者からしたらどうでしょう。

現在、人手不足と言われている中、何の文句も言わずにテキパキ働いてくれるAIは、人間よりも使いたいなって思いますよね。

代替できるもんなら早くしたいと思ってる経営者も少なくないと思います。

このことから、AIが人間の仕事を奪う理由は、

経営者がAIを人間より求めているからということがわかりますよね。

AIによって無くなる仕事

オックスフォード大学のマイケル・A・オズボーン准教授が2013年度に発表した雇用の未来についての論文

The Future of Employment(雇用の未来)

で10年後から20年後の間にAIによってなくなる仕事を紹介しています。

それがこちらになります。

なくなる仕事
・銀行の融資担当者
・スポーツの審判
・不動産ブローカー
・レストランの案内係
・保険の審査担当者
・動物のブリーダー
・電話オペレーター
・給与・福利厚生担当者
・レジ係
・娯楽施設の案内係、チケットもぎり係
・カジノのディーラー
・ネイリスト
・クレジットカード申込者の承認・調査を行う作業員
・集金人
・パラリーガル、弁護士助手
・ホテルの受付係
・電話販売員
・仕立屋(手縫い)
・時計修理工
・税務申告書代行者
・図書館員の補助員
・データ入力作業員
・彫刻師
・苦情の処理・調査担当者
・薄記、会計、監査の事務員
・検査、分類、見本採集、測定を行う作業員
・映写技師
・カメラ、撮影機材の修理工
・金融機関のクレジットアナリスト
・メガネ、コンタクトレンズの技術者
・殺虫剤の混合、散布の技術者
・義歯制作技術者
・測量技術者、地図作成技術者
・造園・用地管理の作業員
・建設機器のオペレーター
・訪問販売員、路上新聞売り、露店商人
・塗装工、壁紙張り職人

本当にこの仕事なくなるのか??と思うものばかりですが、

それだけAI技術が進化していくということですよね。

レジ係に関しては、すでにアメリカのアマゾンが無人レジを始めていますからね。

日本では、ローソンが無人レジの実証実験をしているので、近い将来無人レジが当たり前になるかもしれませんね。

人間の仕事がこのようになくなっていくのは心配ですが、

現在、少子高齢化が進んで人手不足も進んでいるので、

日本の経済はどんどん悪くなる一方です。

なので、このようにAIに仕事を任せることも重要だということ理解する必要がありますね。

AIが仕事を全部奪うのは難しい

AIが人間のいくつかの仕事を奪うと言われていますが、

中には、全ての仕事がなくなってしまうと言っている人がいます。

ですが、僕は、これに関してはありえないと思っています。

なぜなら、そんなことが起これば、経営者含め、世の中の人全員が失業者となり、国が崩壊するからです。

こいつ何言ってんねん!とつっこまれそうなので、その理由について簡単に説明していきたいと思います。

まず、AIが人間の仕事を全て奪うことがあれば、雇用者は全員失業者となり、生活ができなくなりますよね。

これは、誰もが不安がっていることなので、ほとんどの方が理解されていると思います。

では、経営者はどうでしょう。

AIを雇用してる側だし、仕事を奪われることはないという感じがしますよね。

でも、よく考えるとそんなことはないんです。

この世の中がAIのせいで失業者で溢れてしまった場合、多くの人はお金を持ってないので、

モノを買うこともできませんし、サービスを受けることもできません。

そうなると、会社側がいくら売れる商品やサービスを発信しても、誰も買えないので、売り上げはただ下がっていくだけになります。

その結果、会社はどんどん倒産してしまうわけです。

結局、AIを雇っていた側も、倒産して仕事がなくなるので、

世の中の人全員が失業者となり、AIだけが生き残る社会になっていくんです。

こんなことが起これば、日本の経済は下落する一方ですので、

どこかしらで、国が動くと思います。

AIを導入して経済が悪くなったら、全く意味がないですからね。

ベーシックインカムが重要視される

ベーシックインカムとは
政府がすべての国民に対して最低限の生活を送るのに必要とされている額の現金を定期的に支給するという政策のことである。

AI時代に突入すると、ベーシックインカムが重要視されると思っています。

その理由は、AIによってどんどん失業者が増えていくからです。

日本では、あまり話題になっていませんが

他の国々では、すでに導入しているところもあるんです。

例えば、フィンランドでは、2017年から国家レベルでの試験的導入を行っています。

他にも、オランダやスイスなどでも導入している地域があるので、ベーシックインカムは世界的に注目されているんです。

ただ、ベーシックインカムは、国民全員にお金を支給するので、莫大な資金が必要になってきます。

「ロボット税」という形で、AIを利用している会社から税金を集めて、

そのお金をベーシックインカムに充てるという意見もありますが、

さすがにこの税金だけでは、厳しいと思います。

ですが、もし、何らかの形でベーシックインカムが日本でも実現できれば、

AIによって「生活ができなくなる」という不安が一気になくなりますね。

そろそろこのベーシックインカムについて政府、国民共に考えていく必要があるのではないかなと思います。

ベーシックインカムのメリット

働く必要がなくなる

最低限の生活ができる金額をもらえるので、そのお金で生活ができるのなら、わざわざ仕事をしなくても良くなります。

仕事にストレスを感じる人や仕事に時間なんか使ってられないという方には嬉しい制度ですね。

少子化対策

少子化のほとんどの原因は、子育てにかかる費用です。

ベーシックインカムが実現したら、一定の金額がもらえるので、子育ての生活費で悩む心配が減ります。

生活保護不正受給がなくなる

生活保護の不正受給が現在問題になっていますが、ベーシックインカムが実現すれば、

生活保護自体がなくなるので、不正受給はなくなります。

地域活性化にもつながる

ベーシックインカムにより、仕事をする人が減ると考えられるので、都市部に集まっていた人達が、

家賃や物価が安い地方に移動していきます。

それにより、地域活性化にもつながると思います。

ベーシックインカムのデメリット

実現が難しい

当たり前ですが、実現がかなり難しいです。

国民全員に給付する制度なので、資金がかなり必要になってきます。

今でさえ、消費税を増税しなければいけないくらい国で使えるお金が足りていないので

実現できたとしても、かなり先だと思われます。

労働意欲低下

お金が定期的にもらえる制度なので、働かない人が当然出てきます。

ですが、これに関しては、6年間ベーシックインカムを導入したイランが労働意欲には大きく影響はないという研究結果を発表しているのでそこまで心配する必要はありません。

まあ、給付される額で満足できない人は、自然と働きますからね。

まとめ

AIを企業にただ導入していくだけではなく、

失業者が増えるとどうなるのかを今後考えていくことが重要になっていきます。

AIのせいで失業してしまうと嘆いている前に、

人間の自分にしかできない新しい仕事を見つけたり、それにつながる行動をしていきましょう。

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