「SE」と聞くと理系出身者じゃないとなれないというイメージが強いですよね。
そのため、パソコンで何か開発できる仕事をしたいけど、文系出身だからという理由で、
SE職を諦めてしまう方も少なくありません。
ですが、実際に選考も受けてないのに自分がなりたい仕事を諦めるのは非常に勿体ないです!
そこで、今回はこういった理由でSE職を諦めてしまう方に向けて、
少しでも役に立てるようなことを幾つか紹介していきたいと思います!
目次
文系でもSEになれるのか
結論から言うと、文系でもSEになれます。
実際、僕は文系で、プログラミング経験も一切ありませんが、
SE職の企業から2社ほど内定をいただきました。
また、理系出身だけではなく文系出身も採用する企業が増えてきているのは事実ですし、
SE職は、コミュニケーション能力や人間性も重要視されるため、文系出身の方が優れている点もあるんです。
リクナビNEXTさんの調査した結果では、
SE職の4割近くが文系出身ということがわかっています。
文系だからSE職になれないということは一切ありませんので、
安心してください!
なぜ文系を採用する企業が増えているのか
一昔前までは、SE=理系というイメージが強かったのですが、
今では、文系出身者のSEが増えてきています。
その理由は、大きく3つあります。
人手不足
IT業界は、技術進歩が早く、市場が大きくなる一方で、
人手が全然足りていないのが現状です。
20年前とかなら、
理系出身でプログラミング経験ある人材だけを採用すれば良かったのですが、
今はそんなことを言っていられません。
理系だけではなく、文系も視野に入れながら採用活動をしなくては、
企業自体が潰れてしまう恐れがあるんです。
コミュニケーション能力が必要
先ほどもお話した通り、
SEの仕事は、コミュニケーション能力が非常に重要になってきます。
お客さんがどのようなシステムを開発したいのかなどの要望を聞き出すという仕事もSEにとって必要になってきます。
このコミュニケーション能力は、文系出身者の方が理系出身者より優れている傾向があると言われているため、
文系出身者を採用する企業が増えているんです。
文章を書く能力も必要
SEの仕事では、計画書、報告書、会議の議事録などの文章を書くことがあります。
また、IT知識がないお客さんに対してわかりやすく説明するためのマニュアル作成をすることもあります。
そのため、文章を書く能力が必要になってきます。
こういった能力も文系出身者の方が、理系出身者よりもコミュニケーション能力と同様に長けているらしく、
比較的スムーズに書類作成を行うそうです。
まあ、僕は、この通り文章能力は全然なくても内定もらいましたけどね笑
(絶対会社入って苦労するわ笑)
選考方法
選考方法は、どこのIT企業もこんな感じです。
- 筆記試験
- 適性検査
- 面接
一見、一般的な選考方法ですが、
筆記試験では、作文があったり、
適正検査では、SE独特の「CAB適正検査」というものがあります。
このCAB適正検査は、暗算・法則性・命令表・暗号といった分野による、論理的思考力を測る問題が出題されます。
適正検査は、筆記試験と同じで、1次選考で行うことが多いため、対策はしておいた方がいいです。
SPIや玉手箱のように、テキストが売っていますので、
そちらを使って対策することをオススメします!
SEとPGは違う??
SEとPGを一緒の仕事内容だと思っている方が多くいますが、
実際は違います。
SEの仕事は、お客さんから要望を聞き出したり、プログラムの設計などを行うのに対して、
PGは、SEの設計を元にプログラミングをしていきます。
人と会話するのが苦手という理由で、SEを目指される方がいますが、
それは勘違いなので、もう一度、自分に合う仕事について考え直した方がいいでしょう。
企業の募集要項に「SE職募集」と書かれていることがありますが、
SEになるためにはまずはPGを経験することになるので、
就職する前にプログラミング言語などを勉強しておきましょう!
勉強方法
SE職には、基本1ヶ月から3ヶ月の間研修制度がありますが、
この期間だけで得た知識や技術だけでは、仕事は成り立ちません。
ですので、内定をもらってからはひたすら勉強する必要があります。
特に、文系出身者でプログラミング経験がない方は、必死に勉強をしないと、
実際働くとなった時に使い物にならなくなる可能性があるので覚悟が必要です。
そこで、SE職にまず必要な技術や知識を得るための勉強方法をいくつか紹介していきます!
Progate
Progateは、初心者でも楽しく、プログラミング言語を学ぶことができる学習サイトです。
スライドを使った丁寧な解説があったり、サイト上で直接コードを入力できたりと、
知識と技術の両方を身につけることができます。
専用アプリがあり、スマホでも利用できるため、PCを持っていない人でも、学習できます。
利用料金についてですが、一定レベルまで学ぶのには、お金はかかりませんが、
それ以上のレベルを学ぶには、月々980円かかります。
学べる言語
- HTML
- CSS
- JavaScript
- jQuery
- Ruby
- PHP
- Javaなど
ドットインストール
ドットインストールは、動画でプログラミング言語だけでなく、サーバ環境や開発技術などを学ぶことができる学習サイトです。
他にもiPhoneやAndroidのアプリ開発の動画もいくつか用意されています。
動画数は、なんと5000本以上もあり、動画時間は全て3分以内なので、少ししか勉強時間を取れない日でも気軽に電車やバスなどで勉強することができます。
利用料金についてですが、入門などの初心者向けの動画は、無料で見られますが、
それ以外の動画はプレミアム会員(月々980円)にならなければ、見ることができません。
学べる言語
- HTML
- CSS
- JavaScript
- jQuery
- Ruby
- PHPなど
書籍
SE職になってから最低限必要な資格があります。
それが、ITパスポートと基本情報技術者です。
ITパスポート・・・ITを利用する上で求められる基礎知識があることを認定する資格
基本情報技術者・・・高度なIT人材となるために必要な基本的知識や技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けたことを認定する資格
他にも、IT系の資格はいっぱいありますが、まずはこの2つの資格を取っておきましょう!
PC言語を学べる学習サイトはいくつかあるのですが、
資格勉強ができるサイトはあまりないため、
書籍を購入して勉強する必要があります。
僕が実際に勉強してみて、初心者でもわかりやすいなと感じた書籍がこちらです。
両方とも、初心者の目線で解説してくれてるため、
IT知識がない人でも頭に入りやすく、文系出身者の方なんかにはオススメです!
まとめ
文系出身者でもプログラミング未経験者でも、努力次第でSE職になれます。
ただ、理系出身者よりかは、知識の差がだいぶあるので、
内定をもらったからといって遊び呆けずに、勉強し続けることが大事になってきます。
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